キャスト
役:吉岡雅人
古道具屋を営む店主。30代。
役:河野裕之
雅人の小学校時代の友達。家具デザイナー。
役:御前崎ヒロシ
雅人の家の同居人。
役:吉岡ミチル
雅人の妹。
役:石橋玉子
ミチルの友人。
役:白石ケン
雅人の高校時代の友達。
役:竹本祥子
ミチルの友達。
役:風間孝明
雅人の家の同居人で、
大学教授。
クリエイター
大学在学時に演劇部に所属。役者として活動を始める。地元の関西から東京に居を移した後は、小劇場を中心に舞台出演を重ね、2005年「ここかしこの風」の旗揚げ公演に参加し、以降ほぼ全作品に出演。
2015年より、役者のみならず、作・演出も担当するようになり、2019年に「ここかしこの風」から「ここ風」に改名した現在も、同団体の活動を基軸に、他団体への客演も積極的に行っている。(株)エクリュに所属し、CMナレーション他、映像作品など、役者として舞台以外の方面でも、多く活動している。
コメント
作・演出:霧島ロック コメント
私自身も役者なものですから、役者たちがイキイキとしている姿を芝居で見せたいなって思っています。関西弁のやり取りで進む話ですが、関西弁にしか出せないニュアンスや間が好きでして、「パチ」=偽物という意味から、本物と偽物って何なんだろうってお話にしました。
私の芝居は基本的にお客さんに楽しんでいただきたい、というスタンスでいるので、今コロナ禍で、ぎすぎすしたり落ち込んだりする事が多いこんな時こそ笑ってあったかくなってほしいなと思います。
今回この作品を演じる越岡さんと室さんですが、室さんは東京で活躍するデザイナーの役なので問題ないのですが、越岡さんが演じる吉岡というのは決して華やかなキャラクターという訳ではないので「どうしよう、キラキラしている越岡さんにこの役できるかなあ」と思っていたんです。しかし本人にお会いして、小学生まで関西に住んでいて、関西弁で喋り出すと止まらないとか、気さくに話す飾らない人柄に触れて安心しました(笑)。そして(ビジュアル)撮影している姿を見たら「これは大丈夫だ!」と確信が持てました。とてもいい作品になると思います。
私が頭のなかで描いているこの作品を、彼らがさらに膨らませ、彼らが歩んできた人生を通してその役と向き合った時にどういうものが生まれるのか。笑う場面で何故か涙が出たりなど、台本どおりに予定調和に作るのではなくハプニングというか思いもよらない芝居が生まれる事が面白いと思うので、そういう可能性いっぱいの笑顔になる芝居になれば、と期待しています。
吉岡雅人役:越岡裕貴(ふぉ~ゆ~) コメント
約1年前、来年やるかもしれないと渡された台本。読んでみたら、面白くて、笑った。そして、後半、グッと来ました。この作品は、やりたいと思ったんです。その数日前に、「出身は、大阪だよね?」と、マネージャーが突然聞いてきた意味が、よく分かりました。
この作品には、誰しもが抱えている悩みや悲しみも描かれていて、それでいて温かみに溢れた作品だなって思いました。そして、(この作品は)オール関西弁で話が進むのですが、そんな作品に出るのは初なんです。そうなんです~。大阪出身ですわ~(笑)。
11歳まで大阪に住んでいました!ふぉ~ゆ~で喋っている時は東京の言葉で喋っているので皆気が付かないと思うんですが、関西人の方が周りにいるとすぐ関西弁に戻ります。室が関西人でずっと関西弁で喋るのできっとこの稽古中はずっと関西弁になるんでしょうね。室とはこれまで接点がなかったので今回でガッツリ芝居をする事になりそうです。稽古が始まるまで室がどんな芝居をするのか楽しみにしています。
こういう大変な状況下のなか、ホッコリする作品になると思うので、安全面も考慮して上演しますので、ぜひ多くの方に観に来ていただきたいです!
河野裕之役:室 龍太 コメント
僕が演じる河野は関西出身ですが小学校を卒業後東京に引っ越し、20年ぶりに戻ってきて越岡さん演じる吉岡と再会するという男です。
オール関西弁でやるって聞いてますが、普段から関西弁を喋っているのでそこは問題ないかなって思っています。今回越岡くんと初めてご一緒できるのが楽しみなんです。
これまで(ふぉ~ゆ~の)辰巳雄大くんとは少し絡んだ事があるんですが、越岡くんとは本当に初めてで。最近では『放課後の厨房男子』を拝見しました!プライベートでは天然な部分が出てくるので、もしかしたら芝居中にも天然なところが出てくるんじゃないかな?と思っています(笑)。
作・演出の霧島ロックさんは物腰がすごく柔らかで、それでいて関西人魂を感じる方。とても話しやすいです。関西ならではの笑いを狙いつつ、またソーシャルディスタンスを保ちながらも越岡くんと“いい距離を保ちつつ”お芝居をやっていきたいです。
スタッフ
企画・製作:ニッポン放送 / ミックスゾーン / ポニーキャニオン